【古本せどり体験談】大学近くの書店で稼いだ私が語る「売れない時期」と「在庫の苦労」

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副業体験談

Last Updated on 2025年12月8日 by 副業おじさん

こんにちは、副業おじさんです。

突然ですが、あなたは「物理的な重さ」を感じる副業をしたことがありますか?

昨今、副業といえば「スマホでポチポチ」「PCでカカタ」といったスマートなイメージが先行しがちです。

しかし、私がまだ副業の何たるかも分かっていなかった20代後半の頃、選んだのは「古本せどり」という、極めてアナログで、そして腰にくる肉体労働でした。

今でこそメルカリやヤフオクが主流ですが、当時の私はAmazonマーケットプレイスを使い、今はなき「クロネコメール便」を駆使して、小銭を稼いでいました。

結論から言います。 お金は稼げました。しかし、もう二度とやりたくありません。

今回は、当時から巨漢だった私が、スーツ姿で汗だくになりながら古本屋と自宅を往復し続けた体験談をお話しします。

「若くて体力のあった自分でさえ懲りたのだから、安易にせどりを始めようとしている同世代のおじさんは絶対やめておけ」という、私からの遺言だと思って読んでください。

きっかけは「灯台下暗し」の発見

当時、私はある有名大学の近くにあるオフィスに勤務していました。

まだ20代後半、脂の乗った(物理的にも)若手社員だった私は、昼休みにふらりと入った個人経営の小さな古本屋で、ある違和感に気づきました。

「……なんでこんなに専門書があるんだ?」

そこには、マンガや小説に混じって、大学の講義で使用するような分厚い専門書や理系の学術書が、無造作に積み上げられていました。

しかも、値段を見て二度驚きました。

定価3,000円〜5,000円はするであろう専門書が、「300円〜500円」という捨て値で売られていたのです。

「学生の懐事情」が生んだ歪み

理由はすぐに想像がつきました。

お金のない学生たちが、講義が終わった瞬間に「もう要らない」とばかりに、近くの古本屋へ教科書を売りに来ていたのです。

店主のお爺さんも、専門書の適正なネット相場などいちいち調べません。

「また学生が持ってきたか、場所を取るなあ」くらいの感覚で、適当な値を付けて棚に並べていたのでしょう。

私の頭の中で、そろばんが弾かれました。

  • 仕入れ値:300円
  • Amazon相場:2,500円

「これは、勝てる……!」

その瞬間、私の脳内には「毎月のお小遣いが倍増するバラ色の未来」しか見えていませんでした。

まさかその本が、のちに物理的な凶器となって私の腰を破壊しに来るとは知らずに。

皮算用と現実の「重さ」

すぐにスマートフォンでAmazonの相場(ランキングと最低価格)を確認する作業に入りました。

思った通りです。1冊あたり500円〜1,500円以上の価格差がある本がゴロゴロ見つかります。

送料やAmazonの手数料を差し引いても、1冊あたり平均400円〜800円の純利益が見込めました。

当時の私の目標は「月に2万円の副収入」。 計算はシンプルです。

  • 目標利益:20,000円
  • 1冊利益:400円(安く見積もって)
  • 必要ノルマ:50冊 / 月

「なんだ、たった50冊か」と思いましたか?

私もそう思いました。「若さ」とは恐ろしいもので、体力でなんとかなると過信していたのです。

しかし、専門書というのは1冊が重いのです。

平均500g〜800gはあります。 50冊といえば、単純計算で約30kgです。

これを、車ではなく「電車通勤」で運ぶのです。

地獄の通勤ラッシュと「サラリーマンのプライド」

仕入れは主に退勤後に行いました。

スーツ姿の巨漢が古本屋に入り、スマホ片手にバーコードを検索しまくる姿は、店主からすれば異様だったでしょう。

しかし、背に腹は変えられません。

「よし、今日は利益が出る本を10冊見つけたぞ」

ホクホク顔で店を出ますが、地獄はそこからです。

専門書10冊、重さにして約5kg〜8kg。これをビジネスバッグと、持参した丈夫な紙袋に分け入れます。

そして向かうは、帰宅ラッシュの満員電車。

ただでさえ場所を取る私の大柄な体躯に加え、鉛のように重い紙袋。周囲の視線が刺さります。

吊り革に捕まりながら、私は思いました。

「俺は、仕事帰りに一体何をやっているんだろう……」

周りの同年代のサラリーマンは、スマートにスマホでニュースを見たり、飲み会の約束をしたりしています。

一方の私は、学生の使い古した教科書を汗だくで抱え、指に食い込む紙袋の紐の痛みに耐えている。

まだ20代で体力はありましたが、それでも精神的な惨めさは相当なものでした。

自宅が「物流倉庫」に変わる恐怖

苦労して持ち帰っても、それで終わりではありません。

むしろ、家に帰ってからが「せどり」の本番です。

  1. 本のクリーニング(値札剥がし・拭き掃除)
  2. Amazonへの出品登録(コンディション説明の入力)
  3. 在庫の保管
  4. 注文が入ったら梱包・発送

狭いアパートの一室に、みるみるうちに「本の塔」が建設されていきます。

50冊、100冊と在庫が増えるにつれ、部屋の空気が淀んでいくのを肌で感じました。

「売れるまでは、ただのゴミだ……」

居住スペースを圧迫する在庫の山。

「利益が出るはずだ」という理屈とは裏腹に、生活空間が侵食されるストレスは、想像以上に精神を削っていきました。

「売れる時期」の波と、発送という名の労働

実際に販売を続けていくと、ある法則に気づきました。

大学の教科書には、強烈な「需要の波」があるのです。

  • 4月・10月(新学期): バカ売れ。出したそばから売れる。
  • それ以外: ピタッと止まる。

つまり、年間を通して安定して稼ぐには、売れない時期にも仕入れ続け、在庫を抱え続けなければなりません。

そして、4月の繁忙期には、毎日何冊も注文が入り、そのたびに梱包作業に追われます。

「梱包 → 宛名書き → コンビニや営業所への持ち込み」

私は会社の昼休みに、梱包した本を持って近くのクロネコヤマトの営業所まで走っていました。

往復20分。休憩時間はそれで潰れます。

スーツ姿で小脇にダンボールを抱えて走る巨漢。

ふとショウウィンドウに映った自分を見て、「これは俺がやりたかったことなのか?」と自問自答する日々でした。

利益2万円の代償は「時間」と「腰」だった

数ヶ月続けて、確かに月2万〜3万円の利益は出ました。

若かったので、なんとか体も持ちこたえました。

しかし、「時間単価」で考えたとき、愕然としました。

仕入れの移動、重い荷物の運搬、梱包作業、発送の手間。

これらを全て時給換算すると、当時の最低賃金すら下回っていたのです。

整体に行くほどではないにせよ、週末は疲労で泥のように眠るだけ。

手間と時間、そして体力を浪費して得た対価は、あまりにも少なかったのです。

結論:おじさんが「モノ」を動かしてはいけない

この20代での経験から、私は一つの教訓を得ました。

そして今、40代になった自分に(そして同世代のあなたに)強く伝えたいことがあります。

「20代でさえキツかった肉体労働を、40代のおじさんがやってはいけない」

若くて体力があり、フットワークが軽かった当時ですら、あの重労働は割に合いませんでした。

ましてや、本業での責任が増し、体力も回復しにくくなった今の私たちが、小銭のために重い荷物を運ぶのは、寿命を切り売りしているのと同じです。

もし、あの頃に戻れるならどうするか?

今、私が当時の自分にアドバイスするなら、絶対にこう言います。

「悪いことは言わない。その重い本を置いて、まずは『家にある不用品』だけを処分しろ。そして、空いた時間で『スキル』を売れ」

わざわざ重い本を仕入れなくても、家の中を見渡せば「売れるもの」はたくさんありました。

着なくなった服、昔のゲーム、引き出物の食器。

これらを「買取サービス」にまとめて送れば、汗をかくことなく、一瞬で部屋が片付き、数万円の現金が手に入ったはずです。

そして、せどりの梱包に使っていた毎日1時間の作業時間を、「PCスキルの習得」や「悩み相談(スキルシェア)」に充てていれば……。 もっと早く、「涼しい部屋で、座ったまま稼ぐ」という、今のスタイルにたどり着けていたでしょう。

あなたは「肉体労働」を選びますか?

もしあなたが、「せどりで稼ごうかな」と考えているなら、一度立ち止まって自分の「体力」と「残り時間」について考えてみてください。

20代の巨漢ですら悲鳴を上げた、仕入れと梱包の重労働。

それを今から引き受ける覚悟がありますか?

私はもう懲り懲りです。 だからこそ私は今、重い荷物の代わりに「マウス」を握り、在庫の代わりに「知識」を積み上げる副業を選んでいます。

遠回りの末に気づいたこと。

それは、 「おじさんが守るべきは、目先の小銭ではなく、自分の健康と家族との時間である」 ということです。

【結論】もう、体を使って稼ぐのは終わりにしませんか?

今回の肉体労働で、私は「おじさんが体力勝負をしてもジリ貧だ」と痛感しました。
もしあなたが現状を変えたいと本気で願うなら、私が検証した「次のステージ」への扉を2つ用意しました。
どちらの扉を開けるかは、あなたの性格と目的次第です。

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