Last Updated on 2025年12月8日 by 副業おじさん
こんにちは。
今回は、いよいよ私が本格的にYouTube動画制作に取り組んだときの話です。
前章では、AI「Gemini」と共にチャンネルの方向性を固め、動画のコンセプトを設計しました。
そしていよいよ編集にも慣れてきた頃、私は“現実の壁”と向き合うことになります。
DaVinci Resolveを使い、Insta360の映像を編集しながら、理想と現実の差を痛感していった過程をお話しします。
オープニングとエンディングの設計──8分構成の黄金比
本格的な動画制作を始めるにあたり、まず意識したのは「構成」です。
Geminiが提案してくれたのは“8分構成”。
視聴者が最後まで飽きずに見られ、編集も無理なく進められる理想的な長さです。
オープニングは約10秒。自分自身も長い導入で離脱することが多かったため、短くテンポよくまとめました。エンディングは約20秒。
おすすめ動画とチャンネル登録ボタンを表示し、自然に次の行動へつなげる仕組みです。
本編は7分30秒前後に設定し、冒頭には“5秒のフック動画”を挟んで興味を引く構成にしました。
ここで、私は初めて「ジングル」と「BGM」の違いを学びました。
短く印象を残す音がジングル、動画全体を支えるのがBGM。
商用利用可能なサイトをいくつも聴き比べ、チャンネルの雰囲気に合う音を探しました。
音楽が変わるだけで、動画の完成度が一気に上がることを実感しました。
AIボイスより自分の声が“楽”だった理由
動画制作で次に課題となったのがナレーションです。
最初はAIボイスを導入しようと考えました。
ブラウザアプリで自分の声を録音し、GoogleのAIスタジオで文字起こし、それをAI音声化アプリに貼り付けて音声ファイルを生成し、DaVinci Resolveに取り込む……という流れ。
しかし、この工程が想像以上に手間でした。しかも、声のトーンや間の取り方が自然でなく、編集時間も膨大。
そこで私は思い切って“自分の声”に戻しました。
ただし、少し変音をかけ、ナレーション用に整える。これが思った以上に自然で、身バレのリスクも抑えられ、編集効率も格段にアップしました。
間の悪い部分や「えっと」「あー」といった不要な音もカットすれば、意外と聞きやすくなります。結局、AIよりも「自分の声のほうが楽」だと気づいたのです。
AIは強力な協力者ではありますが、常に最適解とは限らない──それを最初に学んだ瞬間でした。
編集の“壁”──PCの限界と作業効率の低下
ナレーションも安定し、動画制作が楽しくなってきた頃、私はある問題にぶつかりました。
それは、編集中に動画がカクつくという現象です。テロップを少し入れるだけで再生が止まり、書き出しには1時間以上。
最初は感動で気にならなかったものの、次第に作業効率の悪さにイライラするようになりました。
そこでGeminiに相談してみると、「PCのスペックをもう一度見せてください」と言われました。
私のPC構成は以下の通りです。
- プロセッサ:Intel Core i5-12500(3.00GHz)
- メモリ:8GB
- ストレージ:238GB
- グラフィックカード:128MB
Geminiの診断は、まさに衝撃的でした。
「このPCはエンジンはスポーツカーですが、タイヤが自転車です。」
CPU性能は十分でも、メモリとGPUが致命的に不足していたのです。
私はようやく、動画編集において“グラフィック性能”がいかに重要かを思い知らされました。
学びの代償──「できる」と「快適にできる」は違う
私は少し意地になり、どうにか今のPCで改善できないか調べました。
SSDを増設し、ストレージを拡張。しかし結果はほとんど変わりません。
YouTubeで同じPCにグラフィックボードを入れた人の動画を見ると、熱暴走してエラーを起こしていました。つまり、構造的に“詰んでいた”のです。
Geminiに愚痴をこぼしました。
「せっかく手間とお金をかけたのに、無駄じゃない?」と。すると彼は静かに答えました。
「無駄ではありません。経験として確実に積み上がっています。」
この一言に救われました。確かに、これは遠回りではなく“理解のプロセス”だったのです。
私は「できる」と「快適にできる」は全く別だと痛感しました。
Geminiの言う通り、技術的には可能でも、効率が悪ければ長続きしません。
それはまるで、東京から大阪まで「歩けば行ける」と言われているようなもの。
最終的に、10万円前後のゲーミングPCを購入する決断をしました。
新しい環境の衝撃──編集速度が10倍になった日
新しいPCを手に入れ、初めてDaVinci Resolveを開いた瞬間、すぐに違いが分かりました。
これまで30分の映像を書き出すのに1時間以上かかっていたのが、たった数分で完了。
編集プレビューもスムーズに動き、映像がリアルタイムで確認できるようになりました。まさに「世界が変わった」と感じる瞬間でした。
作業効率が格段に上がり、ようやく「編集に集中できる環境」が整ったのです。
この経験を通じて、私ははっきりと理解しました。AIの知識や編集テクニックよりもまず、「土台となる機材」に投資することこそが、最も効果的な第一歩であるということを。
努力や工夫では補えない部分が確かに存在する。それを痛感した第6章でした。
次章へ──ゲーミングPCで挑む新しいステージ
こうして私は、ついに“本格的な制作環境”を手に入れました。
次章では、このゲーミングPCを使ってYouTubeに動画をアップし、どのようにチャンネルを成長させていったのかをお話しします。
AIと共に歩むYouTuberとして、次の挑戦が始まります。

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